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日産の軽自動車、あの燃費偽装問題の真相とその後の行方は?

 2016/08/13 軽自動車
この記事は約 10 分で読めます。 2,834 Views

産で軽自動車というと
どのようなイメージはありますか?

 

ん?日産って軽自動車なんて作ってたっけ?
あ〜、あの噂の燃費偽装問題の軽自動車ね

と思う方もいるでしょう。

実は日産も軽自動車を販売しています。
また、その販売形態は他社とは少し変わっています。

ここからは、

なぜ日産が軽自動車市場に参入しようと思ったのか、
日産と三菱との軽自動車の関係性について、
新会社「NMKV」とは、
あの燃費偽装問題の真相について、
日産の燃費偽装問題の補償と対応について
燃費偽装はマズかったけど、日産デイズって実は凄い車

について書いていきます。

 

日産が軽自動車を販売したい理由


いまの日本にとってコンパクトカーの需要は大変多く、
特に軽自動車の売上は年々伸びている状況です。

バブルが終わり、時代は低燃費かつ
低排気量で使い勝手の良いコンパクトな車が
主流の時代へシフトしていきました。

日産は今まで、どちらかと言えば
販売の主力を高級路線にシフトしており、
軽自動車を作ってこなかったことから、
軽自動車市場という大きな市場を
取りこぼす結果となってしまいました。

そして日産は現在、セレナの売上が好調だが
それ以外の主力車種が乏しい状況です。

そこを日産としては毎年安定して売上が見込める
軽自動車を販売して穴埋めしたいと考えているようです。

 

三菱と合同資本の軽自動車開発会社「NMKV」を設立


日産の軽自動車は、

・デイズ
・デイズ ルークス
・NV100クリッパー リオ

の計3車種のライナップがあります。

このデイスシリーズの2種は、
三菱自動車と共同開発をしています。

これらの軽自動車は、三菱と日産が資本を半分ずつ出し合い
軽自動車開発会社「NMKV」という会社を作って
生産しているものです。

しかし、NV100クリッパー リオのみ、
スズキのエブリィのOEM供給で対応しています。

これは商用の軽自動車は一般軽自動車に比べ
需要が少ないため、「NMKV」では新規開発をせず、
スズキからのOEM供給で賄うという対応を取っているようです。

締めるべきとこ、コストダウンするべきところは
徹底してコストダウンするという姿勢なんですね。


話は戻りまして、

日産は軽自動車を作るノウハウも軽自動車用の工場も
持っていないので、実質、軽自動車は作れません。

三菱自動車は、軽自動車を製造する技術も
生産ラインも持っているのですが、
全てを三菱自動車だけで軽自動車の開発から
生産までできる潤沢な資金がありません。

そこで、どちらも苦手分野を持つ企業同士が
手を取り合って作ったのがNMKVという新会社なのです。

ちなみに、NMKVの社名の意味、由来は、
Nissan Mitsubishi Kei Vehicle(日産 三菱 軽 ビークル)
の英語の頭文字から取っているそうです。

日産と三菱、各社の立場、役割としては、

軽自動車の企画・デザイン、設計は
日産、三菱両社が行い、生産は三菱が
受け持つというやり方のようです。

なので、よくいうOEM製品とは少し違い、
実際は三菱の製造ラインで作っている軽自動車なのですが
形式的には共同開発のNMKV製ということになるのです。

 

日産デイズとデイズルークスが大ヒット!だがその後、あの燃費偽装問題が発覚




日産デイズとデイズルークスは
CMにもジャニーズの嵐を起用するなど
会社を上げて一大プロモーションをした
自信の軽自動車です。

その結果、2013年6月に発売を開始後、
発売後1か月で当初の月間販売目標8千台という
目標に対し、4倍近い3万台を受注する
大ヒット作となりました。

それは日産の軽自動車の販売史上
最高の受注ペースを記録したといいます。

その勢いは販売から2年が経っても保っており、
2015年度の販売台数は約14万台と
軽自動車の販売ランキングでは
ホンダ「N-BOX」、ダイハツ「タント」に次ぐ
第3位に入るという異例のヒット作になったのです。

しかし、

そこで喜んでいるのも束の間、
あの燃費偽装問題が発覚したのです。


2016年4月に、その衝撃的な事件は発生します。

その詳細内容とは、

燃費測定時にタイヤの転がり抵抗と空気抵抗を
実際の数字より小さくし、これにより燃費を実際より
15%良くなるように意図的に操作した
というものです。

この違いを発見したのは日産で、社内計測の
燃費データと三菱自動車の燃費データの数値が
合わなかったため、問い合わせたところ
発覚となったそうです。

今回の報道では、三菱自動車が不正をしたとして
その責任問題が問われるという伝え方をされていましたが、
今回の事件はNMKVで共同開発され発売されている
軽自動車なので、日産側にも責任はなかったのか
疑問に思うところではあります。


この事件の発覚後、日産のデイズシリーズをはじめ
同モデルの三菱のeKシリーズの販売停止が決定し、
4月の日産の軽自動車販売は5574台と
前年同月比の半数を超える51.2%に減少。

軽自動車全体では前年同月比7.5%減となり、
三菱自動車も44.9%に減少してしまいます。

その後、ユーザーへの謝罪や様々な対応をするも
イメージダウンは避けられず、今後の売上は
「3~5割ぐらい落ちる」とも予想されています。

 

日産デイズの補償

ユーザーの信頼を裏切るような形と
なってしまった、今回の燃費偽装問題。

販売をした日産としても、もちろん責任を
負うべきであり、補償やその後の対応も
しっかりしてくれます。

日産が公式に発表した
補償については以下です。

 

■対象となるお客さま

「デイズ」または「デイズ ルークス」を
2016年4月21日までにご使用いただいていたお客さま
(自動車検査証に記載の使用者さま)


■補償の内容

<お支払い金額(1台あたり)>

① 以下②③④以外のお客さま:10万円
② 残価設定型クレジットをご利用のお客さま:
  契約年数に1万円を乗じた額。ただし、
  現契約終了時に買取(現金一括又は再分割)される場合は、
  現契約終了後に「10万円」から「契約年数に1万円を乗じた額」
  を差し引いた額をお支払いさせていただきます。
③ リースにてご利用のお客さま(2016年4月21日までに
  リース契約をご締結されたお客さま):
  契約年数に1万円を乗じた額。ただし、現契約満了時に
  車両買取権を行使される場合は、現契約満了後に「10万円」
  から「契約年数に1万円を乗じた額」を差し引いた額を
  お支払いさせていただきます。
④ 過去(2016年4月20日以前)にご使用いただいていた
  お客さま:使用年数に1万円を乗じた額。

■お支払い金額の考え方

新届出燃費値と旧届出燃費値との差による燃料代の差額
今後の車検時等に想定される自動車関連諸税の増額分

■その他

新届出燃費値と旧届出燃費値との差異により、
ご購入時の減税ランクに差が生じ、追加納税義務が
発生した場合は、三菱自動車工業株式会社が対応いたします。

引用:日産公式「デイズ」「デイズ ルークス」の
   新届出燃費値/補償内容について

 

少々ややこしくて分かりにくいので
分かりやすくシンプルに言いますと、

対象者には補償額として10万円支払われるのと
エコカー減税の差額が発生した場合は
三菱自動車が負担してくれる
みたいですね。

 

燃費偽装はマズかったけど、日産デイズは本当はすごい!

燃費偽装問題後はネガティブなイメージが
先行してしまい、本来の車そのものの価値が
注目されなくなってしまいました。

実はこの日産デイズ、当初あれだけ売れた
理由も納得の「技術の日産」の本領が発揮された
かなり凄い軽自動車です。

起きてしまったことは仕方ありませんが
今回の結果は本当にもったいないことです。

 

デイズの基本コンセプト

まずは、その基本コンセプト。

「毎日を、昨日までと違う楽しい日々に変えていく」

さすが、車1台に対して、ここまで
ちゃんとコンセプトを作り込んでいるのですね。

いやいや、そんなのどうせキレイ事でしょ、
そんなの無理でしょと思うかもしれませんが、
実際の車の中身、機能性を知れば知るほど、

「いや、これなら本当に変わるかもしれない・・」

とさえ思ってしまいます。




・デイズ
・ライダー
・デイズ ハイウェイスター
・XVセレクション
・Bolero

と、グレードも5つのグレードに
分かれており、各グレードによって
全く違う車のように見た目も大きく変化します。

そのグレードによって
かわいい系からカッコイイ系まで
対象者も若者から年配者まで
女性から男性まで幅広く対応しています。

 

高品質で上質な内装と様々な気配りが充実

デイズの室内には、なんと計10箇所の
収納スペースが存在します。

ここにこんな収納があったらという場所に
気の利いた収納スペースがあるのです。

これは、ちょっとしたドライブから、
お子さんを連れての運転時など、
主婦にも有り難い心配りです。

 

メーター、インパネ周りも軽とは思えないほど先進で上質


車内に乗り込むとまず驚くのが、軽なのに安っぽくないというところ。

一昔前の軽自動車とは比べ物にならないほど先進で上質です。
これなら本当に毎日の生活がワクワクしそうですね!

 

軽自動車として初採用の機能やその他、先進機能が満載

  • ハイビームアシスト(軽自動車初)
  • アラウンドビューモニター(軽自動車初)
  • エマージェンシーブレーキ
  • アイドリングストップ+バッテリーアシストシステム

 

ハイビーム⇔ロービームが自動切り替え ハイビームアシスト


ここからは軽自動車初となる2つのすごい機能を
簡単に紹介させていただきます。

まずはこの機能、ハイビームアシストです。

この機能は、元々は高級車にしか
搭載されてこなかった贅沢機能で、
軽自動車として搭載されるのは今回初となる機能です。

機能を説明しますと、

対向車のいない暗い夜道では自動的にハイビームに
対向車が来たら自動的にロービームに、
すれ違って対向車がいなくなったら、
また自動的にハイビームへと変えてくれる、
なんとも賢い機能です。

駐車するのが楽しくなる?!アラウンドビューモニター



運転免許は何とか取ったけど、実際車庫入れや
駐車するのが苦手だという方は多いのではないでしょうか。

それを見事にカバーしてくれるのが
先進の技術「アラウンドビューモニター」です。

バックモニターが搭載の軽自動車も増えてきましたが
デイズはRギアに入れると、車を上から見たような
画面がルームミラー上にあるモニタに分かりやすく
現在地が映し出され、しかもバックビューも
同時に横に表示されます。

さらに画面を切り替えれば、サイドブラインドビュー、
フロントビューへの切り替えも自由にでき、
「駐車における死角なし」状態になります。

駐車が苦手な方は、なぜ駐車が苦手なのかといえば
実際に自車の車幅感覚が分からないからです。

この機能によって、誰でも、車をどこに
どう止めたらいいかが一目瞭然に分かるようになります。

アラウンドビューモニターは車全体の位置が
バッチリ把握できるので、車幅感覚がつかめない方
にとって、この機能ほど助かる機能はないと思います。

これで今まで駐車苦手なだけで
出掛けるのは苦だった方が、楽しく駐車することが
出来るようになり、出掛ける回数が増えるかもしれませんね。

軽自動車にこの2機能だけでも付いているのが
凄すぎるくらいなのですが、さらに
エマージェンシーブレーキや、
アイドリングストップ+バッテリーアシストシステム
も付いています。

「毎日を、昨日までと違う楽しい日々に変えていく」

という若干強気とも取れるこのコンセプト、
日産デイズは、この車に乗れば本当にそのような生活が
待っていそうな期待感を感じさせる素敵な軽自動車です。

 

まとめ

日産の軽自動車特集、いかがでしたでしょうか。

今回は燃費偽装問題で、残念ながら
ユーザーからの社会的信用を失ってしまう
結果となってしまいました。

会社としては大ダメージで、しばらく
大変なことであろうと思いますが、
今後の誠意ある対応と、さらなる価値ある
車の提供で1日も速く「さすが技術の日産だ」と
言われるように大復活してもらいたいです。

車を使う1ユーザーとして、今回のような事件は
今後あってはならないものだと思いますし、
それをズルしたり隠したりするのではなくて、
正々堂々と技術の競い合いをしてほしいと
切に願うばかりです。

当サイトは日産の復活を心より応援しております。


今回は日産の軽自動車の特集をさせていただきましたが

→ 2016年上半期 軽自動車人気ランキング

→ 2016年最新軽自動車燃費ランキング

も面白いので、ぜひご覧になって下さい。

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